バブル経済とは株や土地を [株・土地・経済]

はじめとした資産の価格が、ファンダメンタルズからみて適正な水準を大幅に上回って上昇した日本経済の状況のこと。

このような資産価格の高騰により支えられた景気拡大期をバブル景気という。

バブルとは英語で泡のことで、中身がないのに大きく膨張し、やがて破裂して跡かたもなく、なくなることを意味する。

経済学的には、株価や地価など資産価格が、投機的取引などによって、「理にかなった水準」から大幅にかけ離れて上昇する現象をさす。

もともとは為替などの相場の変動メカニズムを説明する用語である。

バブルでは、収益性などからみて実力以上に資産価格が上昇するわけであるから、ある水準になると膨らみきった泡がはじけるように急反落し、不可避的に崩壊局面を迎えることになる。

バブルは繰り返し起こる現象であり、古くは、17世紀オランダの「チューリップの球根相場」、18世紀イギリスでの「サウスシー・バブル」、1929年の「大恐慌」などが有名な例である。

このようなバブルとその崩壊によってもたらされる資産価格の乱高下は、経済活動に大きな影響を与えることになる。

J・K・ガルブレイスは、その著『バブルの物語』において、繰り返し起こる「陶酔的熱病=金融バブル」は、それに取りつかれた個人、企業、経済界全体を危険にさらすものだと警告している。

現在の資産価格の水準は、資産の間の裁定取引を通じて、現在の収益および利子率、そして将来の資産価格の予想によって決定されることが知られている。

したがって、現在の収益と利子率の水準が安定している場合でも、現在の収益と資産価格が将来値上がりすると予想されると、それだけの要因で、現在の価格が上昇する。

このように将来価格の上昇が予想されると、市場参加者は、他の市場参加者も将来価格の上昇を予想している、と判断して投機的取引を行うことによって資産価格を現実に上昇させるのである。

このことがさらに、将来価格のいっそうの上昇を予想させ、価格の上昇を加速させる。

いま、予想形成が合理的に行われるとすると、現在の資産価格の水準はの大きさになる。

これを、「収益還元価格」といい、これが「理にかなった資産価格の水準」なのである。

つまり実際の資産価格と収益還元価格との差が「バブル」ということになる。

このように、投機的なバブルは価格予想の誤りに基づいて生起するのである。
update:2010年02月23日